2017年3月31日金曜日

母乳の利点って?

最近多くの方が
”母乳育児が良い”
と聞かれた事が一度はお有りかと思います。
当然ながら理由は 母乳人工ミルクに比べて利点があるからです。

人工ミルク(乳児用調整粉乳)も昨今ではとても優れており、
・母乳の弱点であるビタミンKビタミンE
 賄われています。
・また用途に応じて
  低出生体重児用,フォローアップ用,アレルギー予防用等 
  も販売されています。
・仮に母乳育児が困難な状況でも赤ちゃんが健康的に育つ様
 に調整されているのです。

では母乳の何が良い のでしょうか?


母乳の利点をいくつか挙げてみます。
①免疫グロブリン(IgA抗体)
 免疫細胞(リンパ球 マクロファージ) を含む。
 〜特に初乳に多く含まれる〜
 免疫は人工的には作り出せない。
②人工ミルクは牛乳由来の乳脂肪を含んでいる為、
 消化力が特に弱い生後5~6か月までは母乳が良い。
③母の乳首を吸う事により、舌機能を始めとする口腔周囲筋
 が発達し、その後の固形物移行の練習になる。
 人工乳首ではやはり舌の動きは弱い。
④母の母性が養われ、母子の絆が高まる。

このように、お母さんの愛情溢れた母乳で赤ちゃんが育つと、心と体の成長発育にとって最高なのです。

もちろん様々な事情により、母乳育児が困難なケースも少なくなく、優れた人工ミルクにより赤ちゃんは立派に育つ事が可能ですので、ご心配なさらないで下さい(^.^)。




2017年3月21日火曜日

乳児にハチミツは危険!!

【乳児にハチミツは危険!!】
 乳児ボツリヌス症の危険性!

起こりうる症状:筋肉が弛緩することによる麻痺症状
   ・便秘が数日間続く
   ・全身の筋力低下  
   ・哺乳力の低下  
   ・泣き声が小さくなる  等

ー以下 内閣府 食品安全委員会の発表ですー
【1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないでください】
~ 乳児ボツリヌス症にご注意 ~
乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつ等、
ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品を与えるのは
避けてください。
今年 2 月、都内で、はちみつが原因と推定される乳児ボツリヌス症の発生 がありました。乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病で、ごくま れに発生がみられます。経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞※が乳児の腸 管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症します。
症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、哺乳力の低下、泣き声が小さ くなる等、筋肉が弛緩することによる麻痺症状が特徴で、重症例では、呼吸困 難になる場合があります。
ボツリヌス菌は、芽胞の状態で、広く環境中に存在しているため、食品によ っては、環境中からの移行等により汚染されている可能性があります。
1987 年(昭和 62 年)10 月、当時の厚生省が注意を呼びかける通知を出し、 その後、蜂蜜を原因とする事例は減少しました。
※ 芽胞とは
ボツリヌス菌などの特定の菌は、増殖に適さない環境下において、芽胞を形成し ます。芽胞は、加熱や乾燥に対し、高い抵抗性を持ちます。
芽胞を死滅させるには 120°C4 分以上またはこれと同等の加熱殺菌が必要です。 100°C程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。

 

2017年3月13日月曜日

前歯を打つ子が増加!

最近、前歯を打たれるお子さんが増加しています。

特に0〜1歳代の子に多い傾向があります。

前歯を強打された場合、
もちろん程度は様々ですが、

脱臼(:歯自体がその鞘(さや)から外れる事)、
歯の神経、血管も断裂している事も少なくありません。

外傷歯の処置としては、打った重症度に依り、
経過を観察し、定期的に診ていく
脱臼した歯を整復 固定する
根管治療(根っこの神経治療)
を必要に応じて行います。

歯が破折した場合 は、破折部位に応じて
歯の修復
根管治療
を行います。

但し、、
・0~1歳代や、永久前歯が生えたばかりでは、歯根自体が成長途中ですので、考慮すべき事も出てきます。
・また外傷歯に対しては ”様子見でいい” と言われるケースも少なくない様ですが、治療の必要があるにも関わらず、何もされないケースもあり、かなりの注意が必要です。

お子様が歯を打たれた場合は、まずはお越し下さい。
診断の上、治療の必要性を判断した上で、最善の治療を行います。



2017年3月7日火曜日

☆*:.。. o開院36周年o .。.:*☆

本日 昭和56年3月6日 の開院から36周年を迎えました。地域の皆様、スタッフに支えられてここまで来れました。感謝の一言です^ - ^