2018年2月18日日曜日

【活動報告】 乳児原始反射 講座

2018 2 13 広島県福山市にて 
原始反射の第一人者 灰谷孝先生 による乳児原始反射講座に参加させて頂きました。

原始反射とは新生児期に見られ、中枢神経系の発達と共に消失する反射の事ですね。

生後の運動発達は全て原始反射により成されていきます。
例えば、赤ちゃんが 
・丸まる姿勢
・腕を伸ばす姿勢
・おっぱいを吸う
・物をつかむ 
・ハイハイ     等全てそうです。

でもこれらの運動発達が
・上手く行く子、
・動きが硬かったり歪んでしまう子  もいます。

ではその差は何によるのか?
上手く行かない場合は、どうすれば改善するのか?

とても大事な内容です。できる限り、皆様にもお伝えできるよう努めて参ります。





2018年2月3日土曜日

赤ちゃん言葉で話しかけるのは いつまで?

今日のお題は

親はいつまで赤ちゃん言葉で話しかけるべきか?  です。

先ず、子供が生まれ落ちてから、どのような言葉の発達過程を通るか復習しましょう。

赤ちゃんは
生後2~3か月 −アー 、マーなどの喃語から発語を開始
1歳半〜2歳頃−マンマ、マーマなどの意味のある
        単語(赤ちゃん言葉として)を発し始める
2〜3歳頃  −単語を繋げることを徐々に覚えていく

大雑把にこの様な過程で発達していきます。
(もちろんもっとノンビリなお子さんも、逆に早いお子さんも見えます)

赤ちゃんは、マンマ、パーパ、ブーブーなどの赤ちゃん言葉での認識から始まるわけですから、単語を覚える時期には親も同じ赤ちゃん言葉で身振りを添えて返してあげると、単語を意味ある言葉として認識していきます。

またワシントン大学の研究では、親が赤ちゃん言葉を使って話しかける事により、赤ちゃんが通常より多くの言葉を覚える、という結果を発表しました。
しかし、この方法だと通常の言葉に置き換えるステップが必要である事になります。


ここからが大切なのですが、
時々、子が2歳後半〜3歳になっても赤ちゃん言葉を使われている親御さんが見えます。深く考えずに赤ちゃんの延長で、子は成長しているのに何時までも小さいイメージで育てているのです。
これでは子供の心も何時までも赤ちゃん扱いされているままで、成長したくてもしにくい状況なのです。
赤ちゃん言葉を長く使われている親御さんと子は、大概いつもべったり密着して生活している事が多いのです。

大切なのは子供の成長です。赤ちゃん言葉を使って育ててももちろん良いのですが、きちっと子の年齢を意識して、子との距離を徐々に取りながら、遅くても2歳後半には赤ちゃん言葉からの卒業もきちっとすべきだと考えます。