2018年5月30日水曜日

生まれてくる我が子の為に 骨盤ケアの勧め

赤ちゃんの発達は既に子宮内で始まっており、
発達(呼吸、原始反射の統合など)の良し悪し
お母さんの骨盤形態や姿勢に大きく左右される事を前回の
ブログでお伝えしました。

ではお母さんの骨盤を子にとって心地良い環境にする為の
骨盤ケアってどんなものでしょうか?

簡単に言うと、骨盤ケアとは
妊娠してから緩み始める骨盤を、
毎日のセルフケア等により締め、
お腹の中の赤ちゃんが動ける空間を保持してあげる事です。

青葉さんのHPより

尚、骨盤ケアは助産師さんが中心となり指導して頂けますが、全ての産婦人科で行われている訳ではないようです。
全国でもセミナー形態で妊婦さんや助産師さん向けに、骨盤ケアのレクチャーが行われている様ですから、ご自身も姿勢に自信がなかったり、お腹が重くて体が辛いお母さんは一度受講されてみるのも良いかもしれないですね。

2018年5月23日水曜日

妊婦さん((大切))骨盤ケアの大切さって?

皆さん,妊婦さんの骨盤ケア って、生まれてくる赤ちゃんの為でもある事をご存知でしたか?

骨盤は妊娠初期から弛(ゆる)み始めます。
骨盤ケアにより、きれいに整った健康で引き締まった骨盤にしていく事で、
赤ちゃんが子宮内の胎盤の中で動く空間ができ、屈曲位を取る事ができるのです。


赤ちゃんが屈曲位を取れ自由に身体四肢を動かせる事で、
胎内で発現している原始反射(恐怖麻痺反射、モロー反射etc)が生誕時に統合(抑制)されやすくなります。




では逆に
赤ちゃんが窮屈な胎盤の中で育っていると、
自由に動く空間が狭いため、
生誕時に統合(抑制)されているべき原始反射が残存しやすいのです。

妊婦さんで、お腹が大きくなるに連れ、腰が反ってしまっていたり、身体が傾いてしまっている状態をよく目にします。
適切な骨盤ケア法により、生まれてくる赤ちゃんの発育もケアしていきたいものです。




2018年5月9日水曜日

モロー反射って一体??

赤ちゃんが既に胎児の時に出現し備わっている、
生物として生き延びていく為の反射が原始反射でした。

ここでは代表的な原始反射を二つ紹介します。

恐怖麻痺反射(初期子宮反射)
 子宮からの圧力が掛かると そのストレスに耐える為に、体を丸めて硬くなる反射。妊娠 5~12週の間に発現しており、誕生時には完全に統合(抑制)されていきます。
  



モロー反射
 感覚的刺激(音、光、皮膚の刺激、体の傾き 等)が掛かると、
反射的に  腕と足が外側に伸び、手で物に抱きつこうとする。
画像 NAVERさんより


モロー反射は妊娠9~12週に出現し、通常生後2〜4ヶ月頃には統合(抑制)されていきます。そしてその後段々と定頸(首座り)などへ発達していきます。
親御さんからすると可愛いと思えるこの仕草は実はモロー反射だったのですね。

しかし、もしモロー反射が生後3~4年以降も残存している児は、
感覚刺激に対して過敏なままになってしまいます。
交感神経が活発で、常に緊張している状態です。
例えば
・光に過敏で寝つきが悪い、蛍光灯のちらつきにも敏感
・体のバランスが取りづらく乗り物酔いもしやすい
・音に対して過敏で、周りの音全てが気になってしまう  等

そして感覚過敏の結果、情緒面も影響が出てしまう事もあるのです。


★また様々な症状がある子の原因が原始反射が統合(抑制)されてない事である事が医科を受診しても分からない事も少なくなく、今後の発展が期待されます。