先日、小学生の女の子が、折り紙で私にと 作って来てくれました。
”気は心”です。嬉しいですね(^ ^)。
豊橋市の小児歯科・矯正歯科、村田小児歯科センターの公式ブログです。 医院からのお知らせや、お子さんのお口や身体の健康に関する豆知識などをお伝えしていきます。
今回は「小学生の時、僕は」という話をご紹介します。
殺伐とした現代に、共存社会における 人を思いやる心 の大切さを思い出します。
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当院では昔から一貫して、離乳食には決して硬い歯ごたえもあるものではなく、舌で潰せる硬さのもを食べさせる様、変わることなくお伝えしてきました。
理由としては
・乳歯は2歳半から3歳で奥歯が生え揃います。当然ながら歯が無ければ、少し歯ごたえのある食材や線維質すら噛む事は出来ません。
・硬いものを咀嚼するだけの筋力が無い。
の2点を説明して参りました。
ここからが今回の本題なのですが(現在まで、小児歯科 矯正歯科では全く追求も解明もされてこなかった内容です)、
ではもし乳児期に舌で潰せない硬いものを与えていた結果、何が起こるのか?
筋肉・骨格が未熟で弱い乳幼児期、特に乳歯が生え揃う3歳頃までは噛む力が非常に弱く、また、重い頭、体を支える筋肉も
それでは 乳歯がほぼ生え揃う3歳頃まではどんな食材が良いのか?
最初の繰り返しになりますが、乳臼歯が全て生えておらず、筋肉・骨格が未熟な時代は、舌を上顎の裏側に押し付けて、すり潰しができる食材が適しています。お粥、野菜ペーストから始まり、
徐々に体幹が安定してくれば、豆腐、根菜のソテーや、軟らかく煮たスープ内の葉物野菜や、軟飯等は良いメニューでしょう。
そして大事なポイントです、この舌によるすり潰しの動きができれば下顎は自然と縦ではなく横方向に動きます。この動きでは顎関節や頚椎等に対して負荷は掛かりません。そして舌のすり潰しと下顎の横の動きは、下顎骨を発育させる大きなポイントの一つなのです。
この時期に硬い食材を与えてしまい縦に強く噛ませるか、舌ですり潰しの出来る食事を与えて横方向のすり潰し咀嚼をさせるかは、その後の骨格成長、そして、結果として歯並びに対してもとても大きな影響を及ぼすのです。
おやつで、グミやガムを噛ませてもダメですよ。発育発達への大変な悪影響をもたらします。
余談ですが、大人でも硬い食材を好んで食される方々は見えます。奥歯は臼歯と呼ばれる様に、文字どおり臼(うす)の形態をしています。臼歯はすり潰すために存在する歯なのです。とは言っても実際には臼歯でも少なからず縦方向に噛んでいます。しかし、特に硬いフランスパン、スルメ、氷、飴玉、冷やしたチョコなどを強く噛む習慣は歯周組織のみならず、顎関節や筋肉にダメージを与えてしまいます。大人でもあまりに硬い食材を習慣的に噛まない事が肝要です。保健所の1歳6ヶ月健診 で上唇小帯付着異常を指摘されたと相談される方が ちょくちょくお見えになります。
実際にお子様の上唇小帯を見せて頂きますが、さほど太くもなく、この年齢で気にする事はないのに、と感じる事が大半です。
確かに一部のロープの様に太いものは今後の対応を検討すべきですが、殆どのケースでは切除などしなくても良いと感じます。
大事なのは、顔面の骨を育てる事なのです。顔面の骨とは当然、・頭蓋 ・上顎 ・下顎 が含まれます。
上顎が育てば上唇小帯の位置自体も低い位置(歯から遠い位置)に移動して行きます。
しかし骨が育たないと、いつまでも上唇小帯が前歯間まで伸びている状態で、左右前歯同士が離開したまま閉じない、等の結果になります。
ではどうすれば、顔面の骨が育つのか?
これは当院が皆様に常にお伝えてしている育児方法が大切になってくるのです。
残念ながら歯科健診では、根本的に何が必要かという事まで指導される訳ではなく、現在の状態だけを見て要注意としか言われませんので、
是非、お子様の正常な発育発達を希望されている方は、当院の話を聞きにいらして下さい。
当院待合室、何年かぶりに、七夕を前に来院された皆様が自由に願い事等を書ける様、笹と短冊を設置させて頂きました。
今回は、子を育てる全ての方に是非読んで頂きたい書籍を紹介します。
簡単に言うと、子どもの気持ちを親が分かってあげることで、様々な問題行動(親から見てですが)を収めたり、防ぐことができるのです。
”親だから子どもの気持ちなら分かる” とお考えの方、いえいえ、実はそうでもないかもしれませんよ。
この本の内容を実践してみることで、親も子も 今よりハッピーな人生を歩むことができれば、こんな幸せなことはないのです。
書かれているのは 乳児の頃からボイタ法を実践し、例え障害を持って産まれてきても、子どもの姿勢運動発達をより高めておられる医師の家森百合子先生 。私も多くを学ばせて頂いております。
兎にも角にも、多くの気付きが得られますので、是非お読み下さいます様 お勧め致します。
現在、当院で ご提供している発達育成コースに関して、
この方法を学ばれ導入されている歯科医院が少ないため、分かりにくい点があると思いますので、簡単に説明したいと思います。
まず生後、健康に発育していく赤ちゃんは、
筋肉が発達の順序に沿って正しい動きをしながら骨格が正しく育ちます。また同時に体幹ができていきます。
例えば、寝返りを片方しかしなかったり、ずり這い 四つ這いを殆んどやってなかったり、自然に座る時期より前に座らせてしまったり、早くから立ってしまった、等があると発達の順序に沿ってない事になります。
・深く安定した 正しい 呼吸
・奥歯ですり潰す 正しい咀嚼
・十分発育した上下の顎 を獲得してきます。
2ヶ月 |
3歳5ヶ月 |