2021年9月29日水曜日

子どもの「イタイ」は見極めながら

保護者の方が 急患でお子様を連れてこられる 理由として、

「子どもがイタイ と言っているんです。」

というケースが少なくありません。


確かにお子様が、むし歯 等のはっきりした理由で 痛がっているケースもあり、その際には すぐ治療を開始します。

しかし、お口の中を見ても 全く異常が無いケースが よくあるのも実際です。


保護者の方からすれば、お子様が ”イタイ”と言われれば、心配されるのは当然の事ですので、お越し頂ければ と思います。


私共が ”イタイ”と言われているお子様を診させて頂く際、以下のどれに当てはまるのか考えながら対応させて頂いております。

1明らかな原因がある(進行したむし歯   歯を打った   腫れた歯肉  歯がグラグラする 等) 

2症状は軽くても”イタイ”と言っているお子様は微妙な表現が困難で 全て”イタイに集約されてしまう事が多い)

3全く原因はないが、”イタイ”と言いたい理由がある


ちなみに3のケースは、下に弟や妹さんが見える場合に よくあります。お子様ながらに多くの事を感じながら生活されているのです。

お子様の対応は、心の状態も 考慮すべき事が少なくなく、常に考えながらの診療を行っております。時には困難を感じることもありますが、良い方向に向かうよう努めて参ります。


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