生まれてきた赤ちゃんの頭が歪(いびつ)になる大きな要因は、向き癖です。 言い換えると、同じ方向(仰向けも含め)ばかり向いていると 頭の形は簡単に歪になります。
赤ちゃんは 頭蓋の縫合もゆるゆる 且つ 頭蓋骨自体も柔らかい故に 簡単に変形しやすいのです。
ここで、
≪頭が歪になる事を防ぐ為の、当院なりの対策≫ を挙げてみたいと思います。
①生後 1 か月には毎日うつ伏せの姿勢をさせていく
同じ向きばかりで寝かせていると、
横向きなら側面が平坦になり、
仰向けなら絶壁になります。
それをうつ伏せ姿勢の機会を増やす事で できるだけ回避します。
本来、生後1か月でうつ伏せ姿勢を取らせる目的は、発育発達に大きな意味があるので、頭の形の問題が無くとも是非実行して欲しい事です。 但し、まだ首を持ち上げる事が出来ない内は、必ず見ていてあげて下さい。
②体の歪み、体の動き抑制 を作らない様、抱き方を注意
良い抱き方 家森百合子先生 資料より |
ダメな抱き方を挙げます:
・縦抱きの際、首を反らせる
・横抱きの際、腕が体より後向き
・体を丸めて 本来の動きを抑制してしまう抱っこ
(その後の発育発達に重大な悪影響)
③低反発枕を使う
指しゃぶりをして寝る癖がついている場合、どうしても同方向を向いて寝る傾向があります。そういう場合に低反発枕を敷いてあげることで、接地面への力を分散させて、ある程度改善修正させる事は可能です。
低反発枕2か月使用後 |
④頭蓋調整の施術を受ける
乳児の頭蓋は調整がしやすく、頭全体を後ろから両手で包んであげると、整う様です。ご自身でされるのが困難に感じられる方は、施術を受けられるのも方法です(但し、事前に十分なリサーチが必要です)。
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