赤ちゃんの指しゃぶり、非常に重要な役割を持っていることをご存知でしょうか?
赤ちゃんは生まれ堕ちてから、徐々に指しゃぶりが出てくる事は少なくありません。
指しゃぶりが長く続いた場合、歯並びに悪影響を及ぼす事は間違いの無い事実なので、歯並びを心配され相談される方が多く見えます。
それに対して私がお伝えしている事、それは
”乳時期の指しゃぶりは喜ぶべき重要な行為ですから、見守ってあげて下さい” とう事です。
と言うのも、
実は指しゃぶりは脳の発達・発育にとって、大変重要な役割を担っているのです。理由として二つ挙げられます。
①乳児は、身体と口を動かし5感が発達させて行く。
まずは食べる機能に必要な、口唇と舌が主役
②舌を動かし 舐める事により
・物を識別する
・口の中の立体感 や 舌の位置(体性感覚)
・吸啜 咀嚼 嚥下のための動きを獲得
しかも指しゃぶりをすると、同時に三つの感覚を脳が統合します。
すなわち、
吸われる指・指が触れる口唇・指が触れる舌 です。
これをトリプルタッチ と呼ぶ方も見えます。
付け加えると、 モノを舐めることで、様々な菌を取り込み腸内細菌を多様化させることに繋がります。それは免疫力の向上になるのです。