2018年1月8日月曜日

治療の良し悪しの判断は?

前回のブログでは、
患者さん側が 治療の最中に治療の良し悪しを判断するのは困難である事をお伝えました。

では治療の良し悪しは、何に依って判断可能なのか?

答えは至って簡単です。

むし歯の治療に限って言えば、
治療後、その歯の予後で判断するしかありません。

きちっと治療された歯で、患者さん自身の口腔ケアが良好であれば、5年は平気で持ちます。
(但し、乳歯や幼若永久歯ではおやつの与え方、仕上げ磨きの精度等に依っては3ヶ月もの短期間で再治療が必要になる事も少なくない)

もちろん環境因子
:元々の歯のコンディション
 咬み合わせ
 噛み方  
 等により状況が異なりますので、一概には言えませんが、

例えば、
・詰め物が脱落する
・治療した後、痛みが出る
・噛みづらくなる

等が頻繁に起こって初めて、治療に問題があったかもしれないと判断できるのです。

要するに、治療中の知覚・感覚的な不具合を感じたからといって、それだけで歯医者さんの技術を判断する事は時期早々だと言えるのです。

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