2016年11月1日火曜日

【注意喚起】乳幼児の歯ブラシ事故

歯ブラシ事故とは、
乳幼児が歯ブラシを握りながら転倒などにより、口の中を突き刺したり、傷つけたりする事故の事です。

東京消防庁管内では、年間約40人が救急搬送されるとの事です。
1歳が最も多く、2歳までで79%、3歳までで93%になります。

豊橋市では市の3歳時検診になると、先ず 子供本人が磨いてから仕上げをする様 指導がされています。

当院に来られる2、3歳児の保護者の方でも、”まずは本人に磨かせてから、仕上げします”という方もお見えになります。

1歳児に歯ブラシを持たせるのは、意識付けの目的を差し引いても、早過ぎると考えます。
2、3歳児でも、体幹が安定しておらず、よく転ぶ子も少なくありません。

歯ブラシは口に入れるものですから、低年齢のお子さんに対し、“持たせておけばいい”という安易な感覚はくれぐれも危険です。慣れが生じた時に事故は起こるものです。

持たせるのであれば、目を離さず細心の注意を払う様お願い致します。

当院ではお子様の発達具合にも依りますが、3歳頃までは保護者が磨く習慣だけで十分だと考えます。


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