2016年10月25日火曜日

耐糖能の獲得!高血糖(血糖スパイク)を防ぐ為にー和食のススメ

昨今、"血糖スパイク"という言葉を耳にします。炭水化物などがブドウ糖に分解され、血糖値が急上昇する事  を言います。

“じゃあ血糖スパイクは何で起こるの?”
答え:糖質の取り過ぎによって起こる!
・・・と考えがちですね。
確かにそうなのですが、これは正確ではありません。

有名な話ですが、パプアニューギニアの高地人は食事の9割がさつま芋なのに、高血糖も血糖スパイクも無いそうです。
何故なのでしょう?
理由は彼らは血糖値を一定に保つ、しっかりとした耐糖能が備わっているからなのです。

では、耐糖能を上げる為にはどうしたら良いのでしょうか?
いくつか方法を挙げますと、
①マグネシウムを十分に摂取する
 —・インスリン抵抗性(Ⅱ型糖尿病の原因)
  ・血糖コントロール        を改善する
②リノール酸(要するに揚げ物)を控える
 —リノール酸を多量に含む紅花油の摂取は
  インスリン抵抗性を発症しやすい


効率良く、①②を満たすためには、和食中心の食事にする事が大切なのは、言うまでもありません。

何故なら、
マグネシウムは、大豆製品、魚介類、海藻、木の実に多く
含まれ、

リノール酸を使った調理法は洋食に多いからです。


油や調味料、添加物まみれの加工品やカタカナ文字食ではなく、和食こそが健康の秘訣であると、最近になってようやく言われる機会が多くなりました。現在のご長寿の方々は和食で育った世代の方々ですよね。

お子さんはもちろんの事、家族皆さんで和食中心の食事にして行かれる事を強くお勧めせずにはいられないのです
(^-^)。


2016年10月10日月曜日

赤ちゃんに果汁って?

母乳や人工乳で育っていた赤ちゃんが、離乳食を食べ始める前に、準備として果汁をあげているという話を今でも聞きます。

結論からお伝えしますと、

果汁は、それまでおっぱいしか飲んでいなかった赤ちゃんに決して与えるものでは無いのです。

離乳食は、消化力の弱い赤ちゃんに対して初めて与える訳ですから、消化が良く 水分をよく吸う  液体に近いおもゆから始めて行きます。 

味に関しても薄味から段々と濃くしますよね。

果汁なんて果糖が多くて甘みの強いものは、ご飯、お味噌汁、副食を食べるようになってから、ようやく与えるものです。


果汁は離乳食の段階では全く与える必要は無いのです。