砂糖の害、と聞いて歯科と最も結びつくのは“むし歯”です。
簡単にむし歯ができるしくみを説明すると、
【口の中のむし歯菌が、糖を分解して酸をつくり、
この酸が歯の表面を溶かしてしまう。】
というしくみです。
でも唾液には歯をむし歯から守る防御機構が備わって
います。むし歯ができる条件である酸性に傾いた口の中を
中性に戻してくれるのです。
ーだったらおやつ食べても大丈夫じゃないかって?
イエイエそうではありません。(*^_^*)
口の中にいつまでも残りやすいおやつをあげる習慣が
ついてしまうと、防御機構の及ぶ範囲を超えてしまい
歯が脆くなり真っ白な歯になってしまうのです。
アメ、ガム、チョコ、乳酸・炭酸飲料、スポーツドリンク、
哺乳瓶での甘い飲み物摂取、菓子パンなどは
糖分が口の中に停滞しやすく、あっと言う間にむし歯を作っ
てしまいます。
参考までに
「乳幼児の歯の健康おやつシート」(指導:昭和大学歯学部小児成育歯科学教室教授 井上美津子)等より転載
ということは
むし歯にならないおやつのあげ方は
①糖分が口の中に溜まらないおやつをあげる。
飲み物はお茶が良い。
②けじめをつけておやつを食べさせる事。
1回の長さは10分間です。集中して食べさせてあげる事
この2つを頑張れば、それ程むし歯が出来やすい環境には
ならないでしょう。保護者の皆様、頑張ってみて下さい。
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