2024年1月28日日曜日

体温を高く保つという事

私たちの体が体内に侵入したウイルスや細菌と戦ったり、がん細胞を死滅させる必要がある時には、発熱が起こります。

発熱するというのは、とても大事な免疫反応であり、その結果咳や鼻水などにより、ウイルスや細菌の死骸を排出するのです。

しかし私たちは発熱すると すぐ解熱剤を服用したくなります。特に日本は当然の如く、風邪に対して薬を飲む国です。海外では薬など飲まずビタミン剤と休養により免疫を高めて、風邪を治します(これを書いている私自身もダメだと分かりつつ風邪症状だけを手っ取り早く抑える為に、薬を飲むこともあります。本来は薬で症状を抑えてもウイルスや細菌は死んではいないのです)。

解熱剤により血流を止め、発熱という免疫反応を薬で下げてしまったり、咳や鼻水などの症状を止めてしまう行為は、免疫活性を下げてしまうばかりか 重篤な副作用の可能性をもたらしてしまうという事なのです。

ですので、小児科では、子供の発熱をむやみに下げません。解熱剤は熱が39℃ 以上になったら飲ませるようにと指示があると思います。


平熱に関して言えば、36.5℃が 免疫がしっかり機能する健康体温なのですが、最近では平熱が35℃台と低い人も少なくない様です。

日常、冷たい飲み物をいつも飲んでいたり、糖分を多く摂取する習慣は体温を下げ、免疫を下げる結果に確実になりますので、

お勧めとしては日常よく歩き、三度の健康的な食事をしっかり食べ、夏でも常温以下の飲み物を習慣的に飲まない事です。  

ちなみに冷たいものをよく飲まれる方に口内炎ができやすいのも、胃腸を冷やし免疫が落ちている証拠なのです。