2018年4月20日金曜日

原始反射って何?(少し長文 でも重要)

まず一般に反射とは?
:大脳からの指令を介さず、無意識に起こる反応の事です。
例)・膝下を叩いた際に 脚がピコンと跳ねる 
  ・目の前で手を叩くと 目が自然に閉じる

では原始反射とは?
反射の中でもまだ生まれる前、
 子宮内の胎児の段階で発現る 
 脳幹レベル(=原始レベル)の反射の事で、
 生後2 , 3ヶ月を無事に生き延びる為に備わっています。

 ちなみに脳幹は 魚〜両生類〜爬虫類 系が大きく発達しています。


最も重要で根本となる原始反射を挙げてみます。
恐怖麻痺反射(初期子宮反射)
 子宮からの圧力が掛かると そのストレスに耐える為に、体を丸めて硬くなる反射。妊娠 5~12週の間に発現しており、誕生時には完全に統合(抑制)されている
  


 ここからが重要!
 本来、誕生時に統合(抑制)されており、必要に応じて自然に出てくるのが正しい発達であるのです。しかし原始反射が統合されずに強く残存している人がいます。その場合は生きにくい悪影響となってしまうのです。

例えば
恐怖麻痺反射が統合されずに強く残存している子達は
・体が硬くなりやすく呼吸抑制が起こります。
・性格にも影響:無口で引っ込み思案になりやすい。
・動いているものを目で追う等の視覚も発達しにくい


実は、これを書いている私自身も恐怖麻痺反射が残存してしまっているんです(^_^)o。自然に体に緊張が走っているのが分かります。

今回は、原始反射が残存している子は様々な発達へ問題を持ちやすい事を知って下さい。