お子さんに電動歯ブラシを使わせている ご家庭がちょくちょく見られます。
親御さんとしては、(親御さんご自身が使われているし、子供もその方が磨きやすいだろう)
というお考えからだと思われます。
でも実際は、
電動歯ブラシを使われていても、
キレイに磨かれているお子さんは 殆ど見えません。
普通の歯ブラシで上手に磨けない子が、
電動歯ブラシを使ったからといって キレイに磨ける訳ではないのです。
そればかりか、
電動歯ブラシの使用は子供の発達の機会を奪っているのです。
何故なら歯ブラシで歯を磨く動きは、手指による微細運動であり、例えば
手の平で握る→指で掴む→三本指でつまむ という様に
歯ブラシの持ち方を一つ取っても発達します。
ちなみに三本指でつまみ動かす動きは4歳代にできる様になると言われていますが、
実際には4歳代で歯ブラシを上手く使える子はいません。4歳の子が書く字を想像してみれば納得されると思います。
ーまとめー
発達段階であるうちは、通常の歯ブラシを使い手指の微細運動を発達させ、電動歯ブラシは微細運動の成熟を待って開始しましょう(但し無理して使う必要はありません)。
電動歯ブラシの使用は逆にお子さんの為には決してならない事を念頭に置いておきましょう。