「果物ならむし歯にならないと聞いた事があります。どれだけ食べても良いのですか?」とよくご質問を受けます。
答えはNoです。
果物も習慣的に食べていればむし歯になります。
まず果物の歯に対する特徴を挙げますと、
①ジュースやガム、アメなどに比べて砂糖(スクロース)の 含有率は低いから(但し、バナナは高い)、多少はむし歯に なりにくいが、やはりむし歯になる。
②歯にネチネチくっつきにくい ものが多いので(但し、バナナは歯にくっつき残りやすい)、多くのお菓子に比べて、
むし歯になりにくい。
③果物はph酸性のものが多く、歯を溶かし易い(酸蝕症)。
以上の特徴から、果物もやはり食べたい放題に食べるのではなく、やはり食後のデザートとして、又はおやつとして、けじめをつけて与えてあげましょう。
〜ちなみに果物の主糖である果糖には、体への悪影響があるのですが、それは別の機会に取り上げたいと思います。〜