最近、1〜2歳のお子さんで、
立った時の姿勢が、
○体を安定させて立っていられる子
●体がクネクネで重心が取りにくそうな子
と既に差があるのが目につきます。
重心が取りにくく、よく転ぶお子さんの親御さんに
家庭での状況を伺うと、一つほぼ共通している事があります。
"ハイハイする時期が殆どなく、立ってしまった(立たせてしまった)”
という事実です。
ハイハイは、通常 生後約半年過ぎ頃から始まり、10ヶ月頃につかまり立ちをするまでの間見られます。
ハイハイする時期がきちっとあった子は
こんな良い結果になります。
○足腰〜上半身〜頭部までを安定して支えるだけの筋力が
備わる。
○転ぶ際も手が咄嗟に出せるだけの反射神経が養われる。
さらには、
○知能指数や集中力が高くなる事が判明してきている
そうです。
逆に仰向け寝ばかりだったり、ハイハイ無く立ってしまった子は
●頭の形が絶壁だったり、歪になりやすい。
●いざ立った時にも、重心が安定しにくく転び易い傾向
●転んだ時、咄嗟に手が出ず、歯を強打しやすい
●O脚や猫背になりやすい傾向 がある
といった傾向が出てきます。
家にハイハイするスペースが無ければ、芝生のある公園に散歩した時にでも、積極的にハイハイさせてあげましょう。
間違っても、歩行器を与えたり、周りの大人が無理して掴まり立ちなど させない様にしてあげて下さい。