2024年10月28日月曜日

活動報告 BLS(一次救命処置)受講

24 10 27  AHA(アメリカ心臓学会)のガイドラインに沿ったBLS(一次救命処置)講習に出席してきました。

 BLSは過去何度か受講しており、常にもしも万が一の場合に万全に対応できる様 備えております。

スタッフにも周知訓練を行って参ります。



2024年9月26日木曜日

一人で歯磨き 何故小学4,5年生から?

 当院では 保護者の方の仕上げ磨き →自分一人で磨く移行時期を小学校4、5年生 としております。    

4、5年生からをお勧めする理由としては簡単に言うと、全ての歯をキレイに磨くに十分な発達を獲得しているのが、およそ4、5年生だからであります。

では、一人で歯磨きをするのには、どんな能力が必要なのでしょうか?いくつか列挙してみます。


一人で歯磨きをする為には 鏡に映った自身の反転像の中で、自分の歯磨き動作を コントロールする必要がある。


②歯磨き動作は、同じ軌道の安定した往復運動であり、これを行う為には、
・体が揺れず体幹がしっかりしている必要がある のに加え、
・基本的に脇が閉まっており肘を上げずに磨ける  必要がある


③歯磨き圧を強すぎず弱すぎず、適切にする為には、3本指で持つのが最もやりやすく、その為には指先まで自由自在にコントロールできる発達段階である必要がある。

④きっちりと磨く順番を決め、磨いてない場所が無いようにする必要がある。


①〜④をきちっと網羅して磨けるには、最低でもおおよそ小学4、5年生以降であり、
もっと低年齢であると、
・狙った所に正確に当てられなかったり、
・歯ブラシを握って持ってしまい、細かい歯ブラシ動作ができず、また強く磨きすぎてしまったりします。
・全ての歯を磨くことが難しく、磨き残しが多くなります。 
                         等々

小学4、5年生でも歯磨きが上手になるには、それなりの練習が必要であることは間違い無いのですが、増してや小学生になったからと一人で磨かせている保護者様は、再度仕上げ磨きをして頂くことをお勧め致します。

2024年8月5日月曜日

健康保険証 令和6年12月2日以降も使用可能ですよ

マイナカードは任意であり義務ではありません。
健康保険料を支払っているのですから、
当然マイナカードを持っていなくても、
医療は受けられます。
資格確認はこれから発行される資格確認書で行います。



 

2024年6月22日土曜日

永久歯への生え変わりって 自然に任せれば良い?

 乳歯から永久歯への生え変わりは、

6歳ごろ以降

大まかな順番として  前歯から奥歯へと起こって行きます。



生え変わりの仕組みとしては、

①顎骨の中の永久歯の歯根が伸び、生える準備をする。

②顎骨の中で成長した永久歯が、先行乳歯の真下に向かってあがっていく。


③上がってきた永久歯により、先行乳歯の歯根が
吸収され、乳歯が脱落し永久歯が生えてくる。



この生え変わりが
①順調に進んでいく子 と
②年齢になっても中々生え変わらない子
 がいます。


それぞれ理由や要因は一つではなく、
・顎骨の発育
・永久歯歯胚の位置、成長度 と 成長方向
・姿勢、頭位
・咀嚼の仕方

等々が絡み合いながら、乳歯から永久歯への生え変わりの良し悪しが起こってきます。

①生え変わりが順調に進んでいく子 
生え変わりが順調だからと言って、発育や姿勢 等、全てが良いとは決して限りませんが、永久歯が順調に生えてきた、という点ではOKな訳です。

問題は②中々生え変わらない子 です。
一般的に歯科医院では、生え変わりが進んでない場合は、様子見になります。

しかし、当院では決して様子見ではなく、永久歯が可及的正常に先行乳歯の方向に生えて行けるように、顎骨内の永久歯のコントロールをして行きます(但し、当然ながら限界はあります)
例えば、乳歯を抜くタイミングを適切にする事も一つの方法です。

逆に中々脱落しない乳歯を放置しすぎると、
・永久歯歯根の成長異常
・永久歯の方向異常
・永久歯胚の濾胞性歯嚢胞化 等、
状況がどんどん悪化の一途を辿る事も少なくありませんので、ご記憶しておいて下さい。


2024年5月17日金曜日

当院前院長 刑務所受刑者の歯科治療を3月で引退(新聞報道より)

 当院前院長の村田格一が名古屋刑務所豊橋刑務支所 において、

19年間のボランティア期間を含む37年間、 受刑者の歯科治療をしてきましたが、令和6年3月を持ってその責務から引退いたしました。

当院の仕事を遂行しながらの業務である事に加えて、かなりの治療が必要なケースが多く、大変な事の方が多かった様ですが、日の当たる場所にいない人達の役に立ちたい一心から、長きに亘り無給であっても続けてきたとの事です。


現院長の私としましても、同様に一人でも多くの方の役に立ちたいという志を胸に抱きながら、日々の責務を果たして参ります。





2024年4月11日木曜日

赤ちゃん 生後半年間の過ごし方


 頑張ってやっと産まれてきた赤ちゃん。

これからの我が子の正常な発育発達を願わない親はいないはずです。

しかし、正しい知識・情報に出逢わなかったり、出逢ったとしてもアンテナを張ってなかったりすると、赤ちゃんの何気ない生活習慣が 実は赤ちゃんに大きなダメージをもたらし、発育発達に対し大きな大きな悪影響を及ぼしてしまう事になります。

その内の一つをお伝えさせて頂きます。


生後、赤ちゃんは体に掛かる重力に逆らって、体をコントロールすることができない状態です。当然首もグラグラで、顔は正面を向けず、横を向いてしまいます。

それは骨格が全くできておらず、また重力に逆らって体を保持する抗重力筋も働いていない状態だからに他なりません。


その後赤ちゃんは、無軌道な動きを繰り返しながら(:ジェネラルムーブメント)、抗重力筋を育てていきます。


この時期は、赤ちゃんの一生にとって、大変重要な時期であり、授乳や、 アイコンタクトをしながらのスキンシップ、沐浴等、生活に必要な事以外は、必要以上に抱っこしたり、外に連れ出したりして欲しくない時期なのです。体がグラグラの時期に、能力を超えた体勢にしてしまう習慣が多いほど、確実に発育発達にダメージを与えてしまいます。

増してや、両親の買い物に生後半年に満たない赤ちゃんを連れて来られている風景をよく目にしますが、
・チャイルドシートに乗せて体を丸くしてしまい、
・加えて車の振動で首にダメージを与えたり、
・抱っこ紐で首を反らした状態を続けたり、
・首をグラグラさせながらの抱っこで買い物中 移動したり
といった習慣は厳に控えるべきであります。状況が許すならば、どなたか留守番をし、赤ちゃんはくれぐれも家にいさせてあげて下さい。

繰り返しになりますが、赤ちゃんは自由に動き、興味あるものに目を動かし、体を動かし手を伸ばし、等の繰り返しにより発育発達していくのです。

       


当然ながら、発育発達の程度により
・体幹がしっかり出来ており 健康的な呼吸 咀嚼が出来る子と、
・体幹が育っておらず  脱力してしまう子では
歯並びの成長も大きく変わり、1歳時には大きな差となっています。


この様な育児ポイントは中々聞く機会が無い様ですが、これから育児をされる方は気をつけて頂ける事を願っております。

しかしもし、既にその様な生活習慣をされていたお子様がお見えでしたら、是非当院までお越しください。お子様の状況をお伝えし、必要に応じて、リカバリーの方法をお伝えさせて頂きます。



 ※今回のブログの内容は 私の師匠である日本歯科大学名誉教授 丸茂義二先生のご指導に基づいております。今までの歯科界では明らかになっていなかった 又は触れられていなかった数多くの事実を 実際の症例から解明されております。


2024年3月8日金曜日

鳥山明さん 逝去

 鳥山明さん が3月1日に逝去されたとの事です。

残念です。

私たち親世代の幼少期から楽しませて頂きました。